瀬戸 陽子
ピアノ講師
鶴間教室 担当
プロフィール
岡山県出身。
くらしき作陽大学音楽学部音楽学科モスクワ音楽院特別演奏コース卒業。
チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院大学院修士課程修了。
第22回日本ピアノ教育連盟主催オーディション奨励賞(本選出場)
I am solist オーディション合格、岡山フィルハーモニー管弦楽団と共演。
音楽と平和国際コンクールにてリストの作品に対して特別賞(ブルガリア)、マリア・ユーディナ国際コンクールにて、プロコフィエフの作品に対して特別賞を受賞(ロシア)。
ペーザロ国際コンクール第1位(イタリア)。
帰国後、2012年に初ソロリサイタルを開催。
その後もリサイタル、室内楽、伴奏、など積極的に音楽活動を広げる。
2012年~2016年まで、くらしき作陽大学モスクワ音楽院特別演奏コースにてロシア人ピアノ講師の通訳アシスタントとして勤務。
2013年から、山陽女子高等学校(現 山陽学園高等学校)ミュージックコース、2015年から、くらしき作陽大学音楽学部子ども教育、各非常勤講師として勤務。
2018年より結婚を機に退職し、東京都に転居する。
現在、演奏活動をしながら、後進の育成に努める。
これまでにピアノを新山眞弓、故大熊直子、西野由紀子、中山敬子、故田辺緑、ウラディーミル・オフチニコフ、ユーリー・スレーサレフ、アンドレイ・シプコーの各氏に師事。
室内楽を、ドミトリー・フェイギン、新見・フェイギン・浩子、ウラディーミル・スカナビ、森悠子の各氏に師事。
メッセージ
これまでの経緯
私は、6歳の頃からピアノを始めました。
両親ともに音楽関係の仕事をしていたので、その影響もあり、ピアノが小さい頃から身近にあり、妹と歌を歌ったり、ピアノに触れたりしながら音楽に親しんでいました。
そして、6歳の時に自分からピアノを弾きたい、と言って習い始めたのを覚えています。
そして、将来はピアニストになりたい、と思うようになっていました。
高校からは音楽科に入り、専門的にピアノを勉強していきました。
そこからは、集中的にピアノに取り組んでいきました。
そして大学は地元くらしき作陽大学音楽学部モスクワ音楽院特別演奏コースで学び、ロシア人の先生から週に2回、レッスンの手ほどきを受けました。
大学ではステージで演奏する機会も多かったので、たくさん貴重な体験をすることができました。
その後、名だたる音楽家を多く輩出している名門モスクワ音楽院に留学しました。
ここでの生活や、経験は、本当にその後の人生に大きく影響を与えると言っても過言ではないほどの得難い経験をさせてもらいました。
ロシア人の学生の意識レベルや、表現意欲、確固たる自信を持っていること、音の美しさ…など、そこで感じたことは挙げれば切りがないです。
また学生証で無料で聴けるコンサートにも足繁く通い、演奏を聴いた際は、音楽の持つ素晴らしさに鳥肌が立ち、ただただ感動しました。
私は、大学生の頃から数えると約8年間、ロシア人の先生の元でピアノを学びました。
帰国後に幸いにも母校のくらしき作陽大学でロシア人先生のピアノレッスンの通訳の仕事をさせて頂き、その中で先生方が重視していること、練習の仕方など、多くのことも学べました。
また、アンサンブルを通して、呼吸法や、和声感など、ピアノのソロの演奏だけでは、なかなか気づけなかったことも勉強できました。
また、母校の山陽女子高校(現山陽学園高校)で高校生にピアノを教える経験をさせて頂き、生徒がコンクールで優秀な成績を収めることもありました。
大学でも、保育士試験や小学校教員採用試験を受ける学生のレッスンもさせて頂き、様々な生徒さんたちと触れる機会があり、教える仕事を通して、自分も成長させて頂きました。
結婚後は東京、神奈川を転々と過ごし、現在は東京都の町田市に落ち着きました。
町田市に引っ越してくる間に、様々な音楽教室や出張レッスンを務め、3歳から70歳までの方に指導させて頂きました。
今でも、出張レッスンの時の生徒さんが遠方にも関わらず、オンラインレッスンも取り入れながら、習い続けてくださっています。
岡山では、主に専門的にピアノを学んでいる学生さんたちが対象でしたが、こちらでは、小さいお子様でしたら、親御さんの意志で習いに来られるお子さんが多かったり、大人の方も趣味として楽しみたい、と思って習いに来て下さる方が大半でしたので、今までの教え方や考え方を180度変えました。
専門的に難しいことを言ってもレッスンが面白くないのは当然で、より音楽に、音に興味を持ってもらえるように、試行錯誤しながらレッスンをして参りました。
うまくいくこともあれば、思うようにいかなくて、苦労することもありましたが、そこで学んだことは、誰でも楽しいことはまたしたい、続けたい、というのは共通していることに気付きました。逆もしかりです。
もちろん、ピアノを弾くことは楽しいことだけではなくて、反復練習や、音を読んだり、など根気のいる作業もあります。
でも、その先に弾ける喜びや、こんな曲だったんだ、と分かった時の楽しみがあるから、練習が続くのだと自分自身も振り返ってみて納得できました。
生徒の皆さんもそうで、練習した先の楽しみや喜びがあるかどうか、だと思います。
その一助となるように、レッスンをより楽しく、分かりやすく、練習の仕方もアドバイスしながら、音楽の素晴らしさを一緒に共有したいと思っています。
幼少から今まで私はずっと先生方に恵まれ、素晴らしいレッスンを受けてきたと自負しています。
日本人の先生方、そしてロシア人の先生方から学んだこと、全てが私の財産です。
その財産を皆様に全てお伝えしていきたいと思っています。
レッスンで心がけていること
私は、音楽は色々な物語に触れることができると思っています。
小さい頃、ピアノを習っていたときに、先生から、「この曲はどんなお話し?」と聞かれたり、「ここは何を表現しているのかな?」と質問されました。
その度に想像して答えることが楽しかったのを覚えています。
ピアノを習うことで様々な曲に出会うことができます。
そして感性と知性に刺激を与え、普段の生活にも潤いを与えられれば講師としても幸いです。
そのためには、地道な努力が必要になってきます。
私も小さい頃、正直、練習が億劫に感じる時もありました。
ですが、続けていくとだんだんと身に付いてきて、弾ける喜びに変わっていきます。
生徒さんご自身がその喜びを感じられるように、自立して学習してもらえるように指導していきたいと思っています。
それは、楽譜を自分で読む力、考える力、理解力、表現する意欲を身につけて頂くことです。
とはいえ、初めてピアノを習う方には、やっぱりピアノって楽しい、音楽って素敵だな、素晴らしいな、と思って頂きたいと思っています。
そのために、毎回ワクワクするようなレッスンを心がけています。
何より音楽を楽しんでもらうことを第一に考えて、指導させて頂いております。
一緒に音楽の物語のページを開いていきましょう。
山下敬子
声楽講師
鶴間教室・青葉台教室 担当
プロフィール
香川県出身。
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
小 林道夫指揮バッハ・カンタータ・クラブに所属し各地で演奏。
日本演奏連盟主催新人賞受賞。
二期会中・四国支部主催のオペラ、創作オペラ「温羅の砦」等に出演。
また、作陽音楽大学教官演奏会、岡山・作曲家「六人の会」演奏会、新・波の会 (東京支部)演奏会、中国・四国作曲家演奏会、中国二期会「日本の歌」シリーズに連続出演。
岡山、広島でのソプラノ・リサイタル、テノールとのジョイント・リサイタル開催。
NHK全国合唱コンクールの地方大会の審査員や声楽コンクールの審査員を務める。
作陽音楽大学(くらしき作陽大学)非常勤講師、岡山大学音楽学部非常勤講師、広島文化学園大学教授を務める。現在、広島文化学園大学学芸学部音楽学科名誉教授。
声楽を竹内肇、中村義春、毛利準、
ロドルフォ・リッチの各氏に師事。
メッセージ
私は、今や讃岐うどんで有名になった香川県高松市出身です。
子供の頃から歌うことが大好きで、小学校4年生の時に音楽の先生の勧めでNHK高松放送児童合唱団の入団オーディションを受け、団員となることができました。
その後、中学生になってからは、合唱部に入りました。 そして伝統あるNHK全国合唱コンクールで全国1位を受賞することができました。
高校でもやはり合唱部に入り、歌うことを続けていましたが、そこで合唱部の顧問の先生に、声楽を専門的に勉強することを勧めて頂きました。
当初は躊躇していたのですが、今となっては本当にありがたく感謝しています。
声楽は、楽器を使わずに、体の中から発せられる声で表現する音楽なので、歌詞が表現している思いや心情を汲み取っていかなくてはならないのです。
大学で長くレッスンをさせて頂きましたが、基礎的なことを学ぶことは時間がかかりますが、それが少しずつできるようになり変化していくことは喜びに変わっていくような気がします。
レッスンで、歌う時の息の使い方や言葉の発音について練習し、日本の歌や簡単なイタリア歌曲など、また皆さんの歌いたい曲などを取り入れながら、音楽を共に楽しみましょう!